「虫歯になったら歯を削る」というのが一般的な虫歯治療になりますが、ごく初期の虫歯にかぎり、削らずに治癒に導くことも可能です。適切なブラッシングやフッ素塗布によって「歯の再石灰化」を促せば、治療を不要にできるのです。
それを可能にするのは、定期検診。痛みなどが出る前から医師のチェックを受けることで、早期発見・早期治療が実現します。虫歯は一度治療をすると、再発のリスクを背負うもの。初回の治療を不要にするために、定期検診を受ける習慣を身につけましょう。
一般歯科
一般歯科では、基本的な虫歯の治療を行います。痛くない、削らない、歯を痛めない治療を心がけ、患者様の歯を守るためにサポートをいたします。
虫歯治療のポイントは、早期発見、早期治療です。初期段階の虫歯であれば、削る量も少量に抑えられ、痛みの少ない治療が可能です。また、歯へのリスクが少ないばかりでなく、治療期間も短く、精神的、身体的、経済的にも負担を軽減できます。
誰もが知っているとてもポピュラーなお口の病気、虫歯。ほとんどの方が、虫歯にかかった経験をお持ちなのではないでしょうか。それだけ身近でありながら、多くの方が治療をくり返しているというのも虫歯の特徴の一つだといえます。
船橋市の歯医者「夏見台アモール歯科クリニック」の一般歯科が、虫歯による痛みの種類ごとに必要となる対処法をご紹介します。虫歯は、早めの治療が大切です。わずかでも痛みを感じたら、すぐにご相談ください。当院は夜20時まで診療。お忙しい方にも通いやすい環境を整えています。
虫歯の痛みには、いくつかの種類があります。それぞれに対処法が異なりますので、適切な方法を選ぶことが必要です。
ズキズキとした痛みがある場合には、虫歯の悪化が考えられます。虫歯は、プラーク(歯垢)に棲みつく虫歯菌が食べカスに含まれる糖分をエサにして酸を出し、徐々に歯を溶かしていく病気です。
表面のエナメル質からその内側の象牙質へと進行していき、歯の奥の神経に刺激が伝わることで痛みが生じます。
虫歯は決して自然治癒することがないため、早めの対処が必要です。通常、虫歯菌に冒された歯質を削って、詰め物・被せ物で補いますが、ズキズキと強い痛みがある場合には、歯の奥の神経を取り除く根管治療(こんかんちりょう)が必要であることも考えられます。また重度にまで悪化した虫歯は、抜歯しなくてはなりません。
歯の奥に響くような重い痛みがある場合には、「歯根の先に膿が溜まっている」「歯周病の悪化によって、歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)に膿が溜まり腫れている」「親知らずが炎症を起こしている」などが考えられます。
このような強い痛みは、放置すれば悪化する一方です。できるだけ早く受診し、膿を取り除いたり、抗生物質を用いて炎症を抑えたりするなどの対処が必要です。また並行してご自分でもきちんとブラッシングし、お口の中を清潔にしておくようにしましょう。その後、重度の虫歯治療・歯周病治療を行います。
冷たいものを口に入れたときに、キーンとしみるような痛みを感じる場合には、知覚過敏が疑われます。知覚過敏とは、何らかの理由で歯の表面のエナメル質が薄くなり、内側の神経に近い象牙質が露出して、刺激に敏感になることで起きる症状です。
また歯周病の悪化によって歯ぐきが下がると、もともとエナメル質を持たない歯根が露出し、知覚過敏を招くケースもあります。
知覚過敏は、知覚過敏用の歯みがき剤を使用することで症状を抑えられることがあります。しばらく継続して使用し、様子を見てみましょう。またエナメル質が削れていたり欠けたりしている場合には、レジン(歯科用プラスチック)で補う処置を行うことが必要です。痛みをがまんせず、お早めにご相談ください。
症状
虫歯菌が出す酸によって歯の表面のエナメル質が溶かされる「脱灰(だっかい)」が起きています。白濁した部分が現れますが、まだ痛みはありません。
治療法
適切なブラッシングとフッ素塗布によって「歯の再石灰化」を促すことで、治癒が期待できる段階です。
症状
エナメル質の溶解が進み、黒ずみが現れます。この段階でも、まだ痛みはありません。
治療法
虫歯菌に冒された部分を削り、レジンで補います。
症状
エナメル質の内側にある象牙質まで進行した虫歯です。冷たいものや甘いものを口に入れると、しみたり痛みが生じたりします。
治療法
虫歯菌に冒された部分を削り、詰め物で補います。
症状
歯の奥にある神経まで達した虫歯です。何もしなくても、ズキズキと激しい痛みが生じます。
治療法
虫歯菌に冒された神経や結果を取り除く根管治療を行います。治療後には被せ物を装着します。
症状
歯冠部分がほとんど溶けてなくなり、歯根に進行した虫歯です。神経が死んで一旦痛みはなくなりますが、放置すると膿が溜まり、再び激しく痛みます。
治療法
ここまで悪化した虫歯は、抜歯するしかありません。抜歯後には入れ歯やインプラントによって機能を回復させます。
「虫歯になったら歯を削る」というのが一般的な虫歯治療になりますが、ごく初期の虫歯にかぎり、削らずに治癒に導くことも可能です。適切なブラッシングやフッ素塗布によって「歯の再石灰化」を促せば、治療を不要にできるのです。
それを可能にするのは、定期検診。痛みなどが出る前から医師のチェックを受けることで、早期発見・早期治療が実現します。虫歯は一度治療をすると、再発のリスクを背負うもの。初回の治療を不要にするために、定期検診を受ける習慣を身につけましょう。