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甘いチョコレートはむし歯の原因の最たるもので、歯の大敵というイメージがあります。けれども、近年の研究で、チョコレートに含まれるカカオ・ポリフェノールにはむし歯や歯周病予防に役立つ効果があるということが報告されています。
●カカオ・ポリフェノールの効用
・むし歯菌(ミュータンス菌)への抗菌作用
・歯周病菌に対する殺菌効果
・歯垢をつきにくくする
・口臭を防ぐ
・口内の浄化
ただし、ミルクチョコレートにはカカオ・ポリフェノールが少なく、ホワイトチョコレートには含まれていません。
抗酸化作用を得るためには、カカオ・ポリフェノールが多く含まれるビター・チョコレートがおすすめです。
2014 年に発表された論文?ではカカオポリフェノールを多く含む「高カカオチョコレート(カカオ分が 70%以上)」を 1日25g×4週間摂取することで、血圧が下がることがわかりました。血圧がもとから高めな方は、正常な方より血圧が下ったうえに、「体重」「BMI」も変わらないことがわかりました。また、血管壁にたまったコレステロールを取り除いて肝臓へ戻す働きがある HDL(善 玉)コレステロール値の有意な上昇についても確認されています。
どんな食べ物にも言えることですが、むし歯予防のためには、食べた後はしっかり歯みがきをしましょう。