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骨粗鬆症は骨の密度が減り、骨がもろくなって骨折しやすくなる病気です。 とくに閉経後の女性はホルモン変化の影響で骨粗鬆症になるリスクが高くなります。 骨といえばカルシウムを多くとるといいというイメージですが、実はカルシウムだけでなく ビタミンKも骨に大切な栄養素です。ビタミンKは「オステオカルシン」という骨形成に関わる タンパク質を活性化させる働きを持っています。 ビタミンKを多く含む食品は納豆です。
納豆菌が腸内でビタミンKを産生するため、含有量以上の多くのビタミンKをとることができます。
納豆の一人あたりの消費量が多い県ほど、大腿骨頸部骨折(股関節近くの骨折)の頻度が低い傾向がある、という調査報告があります。
また、日本人のカルシウム摂取量が欧米人よりはるかに少ないにもかかわらず、大腿骨頸部骨折の発生頻度は日本人の方が少なく、体型や生活習慣の違いとともに、ビタミンKの摂取量(納豆の摂取量)がその理由の一つとも考えられています。
ビタミンKは植物の葉緑素にも含まれ、ほうれん草、春菊、ブロッコリーなどの色の濃い緑色野菜や、海草類、クロロフィル粒からも摂取することができます。
歯のみならず歯を支えている顎の骨も生涯にわたり健康的に維持していきたいものですね。