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生活習慣病|船橋市の歯医者【夏見台アモール歯科クリニック】船橋市運動公園前・精密治療

生活習慣病

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昨今大学などの研究グループは、よく噛めないことが、メタボリックシンドロームのリスク因子となることを明らかにしました。これまで、無作為抽出した都市部の一般住民を対象に、規格化された方法で測定した「咀嚼能率(食物を細かく噛む能力)」とメタボリックシンドローム罹患との関係をさぐる研究がされました。今回の研究で、50~70歳代の男女599人を平均4.4年間追跡した結果、男性では咀嚼能率が低い場合、メタボの新規罹患率が2.2倍高く、とくに血圧高値、脂質異常、高血糖のリスクが高いことが明らかにされました。興味深いことに、こうした傾向は女性ではみられないことです。つまり、「よく噛めない」ことは生活習慣病リスクになるが、男女では差があることが示されました。女性の場合、閉経期以降のホルモンの変化による影響が大きく、また食習慣の違いなどから、男性と比べて咀嚼能率低下の影響が出にくかった可能性があります。噛む力が衰え、空腹感や満腹感が分からなくなると、肥満になりやすい。お腹がいっぱいという感覚を感じにくくなり、食べ始めるととまらなくなります。ゆっくりと食べることで、食品の味や香りを楽しめ、食欲をうまくコントロールできるようになります。2型糖尿病や肥満リスクの低下にもつながります。よく噛んで食べることは、ゆっくり食べるための効果的な戦略となりますので、今現存してる歯を一生涯大事にしたいものですね。