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酸蝕症|船橋市の歯医者【夏見台アモール歯科クリニック】船橋市運動公園前・精密治療

酸蝕症

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酸による歯の化学的溶解、すなわち酸蝕によるものである。酸蝕の雁患率は、25-60%と言われており、さらにその雁息率は増大すると考えられています。特に乳幼児や若年者については、年々雁息率が増大しており、原因として、清涼飲料の摂取量増加がその一因といわれています。この他にも、拒食症、過食症など摂食障害による嘔吐酸の作用によって歯の表面が溶けることでも生じます。胃の中の酸が逆流することで起こる胃食道逆流症(GERD)、過度なストレスによって嘔吐を繰り返している人、炭酸飲料等の酸性の物を多飲する人、酸を取り扱う職業に従事している人に多くみられます。症状として擦り減ってしまった部分に着色が見られることがあり、むし歯または象牙質知覚過敏(ぞうげしつちかくかびんしょう:普通の刺激を痛みとして、敏感に感じてしまう症状)を併発していることが特徴です。自然に治ることはなく、放置すると進行する恐れがあるので、症状が無くても予防のために治療を行うことが多いです。

予防方法としては、「歯が擦り減る原因となっている習慣」を治すための生活習慣改善、歯が削れるのを防止するための「口腔内装置(マウスピース)の装着」などがあります。また歯が削れてしまった部分の治療については、欠損部の小さい部分には「接着性材料である、コンポジットレジンやグラスアイオノマーセメント」を詰めて形を整え、欠損部の大きい部分には歯全体を覆う被せ物を被せます。ぜひ上記の状態に当てはまると感じた方、歯科医院に相談して歯の健康寿命を伸ばしましょう。